日曜日は地元の天皇杯高知予選、高知大学と高知ユナイテッドの試合を観戦に行っていました。地元高知からJリーグクラブを! 将来のJ土讃対決の実現を! その悲願達成のお役に少しでも立てればと、自販機でジュースを買うことを日課にしているのでした。
さて高知大学と言えば…、大学サッカー界の強豪にして天皇杯高知予選で13連覇を成し遂げた高知の王者というより帝王と言ってもいい存在。
そしてやはりなんだかんだ言っても大学生、チャントはもろ面白系。パワーとスピードと、お笑いで対戦相手にぶつかってきます!
昨年、天皇杯本選に出場しカマタマーレ讃岐と対戦し、自分も観戦しましたが。面白チャントで丸亀は不思議空間になったのは、今も心に残っています。
この試合でもその面白チャントが炸裂し、緊迫した試合中にもかかわらず笑いをこらえるという不思議な体験をさせてもらいました(なんだそりゃー)。
ともあれ、自分は大学サッカーも疎くてよくわかんなかったんですが ^^; 高知大学強くて、讃岐もちょっと(?)やばかった展開だったような…。

対する高知ユナイテッドは昨年まで四国リーグで覇を競っていたアイゴッソ高知と高知Uトラスターが統合してできたクラブ。
四国リーグに参加するクラブチームとしてはFC今治に次ぐ戦力規模即ち高知において最強規模のクラブチームとなりました。
この試合において高知大学の14連覇なるか、高知ユナイテッドが勝利し高知サッカーの歴史を塗り替えるか注目されていましたが…。
序盤はパワーとスピードを生かして高知大学がユナイテッドにぶつかり、先制点を挙げました。
やっぱり高知大学は強いのか、と思ったのですが、時間が経つにつれてユナイテッドの動きにまとまりができ、気が付けば前に進み出てセットプレーからの得点で同点に追いつき(得点者・小林拓弥選手)。
さらにしばらくして、またもセットプレーからの得点、そして逆転!
コーナーからきたボールを鮮やかにヘッドで合わせてネットを揺らしたのは、元サンフレッチェ広島・ガイナーレ鳥取(!)の横竹翔選手。
高知大学も取り返そうと迫り、スリリングなシーンもあったのですが。
ユナイテッドの堅い守りに阻まれ、そのまま試合終了。
終わってみればユナイテッドという試合でした。
監督は先週の讃岐セレッソ戦の解説をされていた西村さん。決勝点を挙げたのは、横竹翔選手。
若い大学選手を相手に、元Jリーガーのベテランから若手までがそろうバランスの取れた布陣をうまく活かせた試合ではなかったかと。
試合後コメントで反省点の方が多いと謙遜していましたが、少なくとも自分には、そう見えました。
自分は讃岐の試合を見始めたのは14年からなので、13年の入れ替え戦を見ていないのですが。
もし横竹選手が入れ替え戦でこの試合のような鮮やかなセットプレーからの得点をしていたら、J2の歴史は違ったものになったかもしれない…。
また、先週の解説の西村さんがセレッソの監督で今日のユナイテッドの動きをされていたら、やばかったかもしれない…。
とまあ、詳しい戦術についてはまだ理解できないのですが。ついついそんなことを考えてしまいました ^^;
高知県民ながら縁がある香川の讃岐をきっかけにサッカーを観るようになった身。あとからいろいろ知って。
ついに地元クラブチームが天皇杯本選出場を決めて嬉しいと同時に、高知のサッカーの歴史の分岐点に立ち会え、なんだか不思議な感じがしてしまった天皇杯の試合でした。
高知ユナイテッドは8月27日にV・ファーレン長崎と試合をします。
長崎を相手にどのような試合を見せるのか!? 楽しみにしていたいと思います。
天皇杯の試合を見終わって帰宅し、シャワーを浴びて録画してた天皇杯の試合を改めて観て。時間が来て、Jリーグオンデマンドで、讃岐山形戦を観戦。
ほんとは春野から丸亀に飛んでいきたかったんですが、体力がもつか心配で無理は控えました。
高知大学の若さを分けてほしい…(遠い目)。
山形は自分も苦手意識がありまして。しかも大黒選手もいる! 先制をされてしまったときは、「ああ、やっぱり…」と思ってしまったというかなんというか。
セレッソ戦で勝利はできたけれど、トンネルを抜けられたかどうか、と心配はまだまだ尽きぬ讃岐。
選手たちも取り返そうと頑張るのですが、未得点のまま前半終了。後半に期待をかけます。
が、なかなか得点できない。みんな頑張るんだけど…。若い荻野選手も投入されました。
それからしばらくして、我那覇選手がいつの間にか前に出ていて…。パスされたボールを頭で合わせて…。
「え、入った!?」
思わずつぶやく。それから、スピーカーから聞こえる大歓声。
山形を相手に、同点に追いついた!
それだけでも嬉しくて、もうこれで十分と思ったことを白状します(汗)。
だけど、ここで終わらなかった奇跡の日曜日。
山形は押して押して押しまくる! 清水選手も古巣の猛攻を必死になって防ぎ、好セーブをかます!
しかし、それもいつまでもつのか。ATは防戦一方か? という展開。
前節もそうでしたが、讃岐はよく押されてしまって…。そこから間隙を突いてカウンターにいけたら…、と思ったら。ほんとにカウンターに行って……。
惜しい場面がありました。
「これが現実か。もう十分だ、十分だよ」と思いながら早く試合終了のホイッスルが吹かれることをひたすらねがっていましたが……。
もうほんと、終わりという時、永田選手からのパスを、仲間選手が上手く合わせて。
会心の一撃シュート!
ボールはネットを揺らし、山岸選手の悔しそうな仕草。絶叫する実況さん。スピーカーから聞こえる大歓声。
マジか…? と、画面を食い入るように睨んでしまいました。
夢でも幻でもない、画面で起こったことは現実。
こんなことって、あるんだなあ~、と。奇跡の逆転に嬉しいと同時にここでも不思議な気持ちにもなりつつ。選手たちは諦めずに戦っていたのに、自分は早々に諦めて同点でもいいと思ったことも恥ずかしくなってしまいました。
そして、試合後の金毘羅船々のラインダンスを見ていて、なにかこみあげるものをおぼえてしまったのでした。
成り行きで香川県に流れ着き、「好きで来たわけじゃない」と思った時期もありましたが。今は、来れてよかったなあ、と。
いやあ、人生って、わかんないものですねえ。
この日曜日は、応援している2クラブが強敵相手に勝利を飾るというのを二度も見られるという、最高の、そして奇跡の日曜日となりました。
いや、奇跡の日曜日にしてもらいました。
こんなこともあるから、やっぱりサッカー観戦はやめられませんね。
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