26日の水曜日は幸いにも休みがもらえたので、全国から地域リーグの強豪が集う全国社会人サッカー選手権大会、通称・全社の最終日の観戦に行っていました。
大会期間は10月21日から26日まで、パンフレットによれば、21日は開会式で試合は22日から5日間、愛媛県の各所で行われます。
最終日の場所は愛媛県西条市にある西条ひうち陸上競技場。
初めて行く場所で、第1試合は10:00キックオフということで、夜明け前の4時半ごろに出て、7時半ごろ到着。
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(C)akagiyasuhiko少し会場を散策した後、試合開始の少し前まで車の中で休んでいました。
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(C)akagiyasuhiko↑ 全社最終日に写した写真はフォト蔵にもアップしています。よかったらご覧ください。第1試合は、ヴィアティン三重vsジョイフル本田つくばFCの3位決定戦。全社は勝ち抜きトーナメントの試合で、3位以内に入ればJFL昇格を懸けた地域チャンピオンズリーグへの参加権がもらえるので、最後のひと枠を懸けての試合ですが。
逆の言い方をすれば、最後にふるい落とされるクラブを決める試合でもあります。
だから双方の必死さがいやでも伝わってきます。
しかも、この全社は土曜日から水曜日まで連日で試合をするのですが。連日で試合をしていたとは思えない力走に、「凄いなあ」とつぶやくばかり。
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(C)akagiyasuhikoはるばる西条に駆け付けたサポーターの方たちも必死で応援していました。
自分は隣県の高知からとことこと車を転がした程度。
選手のみならず、サポーターの方々にも圧倒されるものを感じていました。三重が少し優勢で試合を展開していましたが、つくばも文字通り死力を尽くし1点を返してからはひたすらの猛攻。
しかし時間は無情にも過ぎて、タイムアップの笛が鳴ります。
その瞬間、勝者と敗者の色差がこれでもかというくらいに、くっきりと浮かび上がり。
それぞれを交互に眺めて、言葉もなく。
思わず、おととし観戦した、J2とJ3の入れ替え戦を思い出してしまいました。
もうほんとうに、お互いが死力を尽くし合った試合。
べらべらと試合の感想を述べる気にはなれません ^^;
それどころか、油断をすれば涙腺が崩壊しそうになりながら、立って拍手を送っていました。
照れくさい言い方ですが、身体が勝手に、そう動いたんですね。
心から、立って拍手を送りたくなったのも、おととしの入れ替え戦以来のことでした。
第1試合が終わり、3位表彰式も終わり。しばしのお昼休み。
芋炊きとノンアルコールの甘酒とオレンジジュースをごちそうになり。みきゃんの刺繡のあるハンドタオルをおみやげに購入。
3位決定戦の余韻覚めないままひと休みをして、決勝を迎えます。
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(C)akagiyasuhiko↑ #13 元カマタマーレ讃岐の堀河俊大選手
決勝は三菱水島FCvs鈴鹿アンリミテッド。
岡山県の水島は、三菱の工場があるのは知っていましたし、香川県時代は坂出市で暮らしていたので、すぐ向こう岸のイメージがあり。何度か瀬戸大橋もわたったので親しみはありました。
しかし、水島の三菱工場のサッカー部がこれほどまでに強いとは思いませんでした。
緒戦は地元の高知ユナイテッドがやられました。
それから、2回戦か3回戦でやられるだろとうっすら考えていたが、ところがどっこい、しっかり決勝まで残りました。
対する鈴鹿アンリミテッドは、鈴鹿サーキットのある三重県鈴鹿市を本拠地にするクラブで、カマタマーレ讃岐にいた堀河選手と野口選手が所属し。
これも親しみを感じます。
運命の決勝戦。試合開始の笛が鳴り、鈴鹿は積極的にゴールに迫ります。三菱水島は堅守速攻で対応し、一進一退の展開となります。前半は双方無得点で、後半が開始されます。
鈴鹿は前半と同じように積極的にゴールに迫ります。第1試合でも感じたことですが、土曜日から水曜日まで連日試合をしていたとは思えない力走です。
双方のサポーターの皆さんも一生懸命応援します。
自分は実業団クラブの試合をあまり見たことがないのですが。
なんというか、鈴鹿の攻撃をよく防ぎ当たりも強く相手のチャンスをよく潰し。隙を突いて素早いカウンターに出て。
プロ並みにレベルの高い試合運びに、これが実業団クラブというものか!? と驚かされます。
もちろん鈴鹿もよく走り。何も知らない人に「これはJリーグの試合だ」と言えば簡単に騙せそうです。
双方、地域CLへの参加権をもっているのですが。かといって、手を抜かずのガチンコ勝負を繰り広げます。
勝ちに飢えるというものを、この試合ではよく見せてもらいました。
なにより、双方の士気は天を衝くかと思わせるほどに高く。「マジか」「凄い」と、もう、それしか浮かばなくなるほどに語彙が乏しくなるほど圧倒されました。
堅守速攻での素早いカウンターが功を奏し、三菱水島は先制しますが、鈴鹿も返して延長戦になります。
しかし延長戦でも、三菱水島が得点するも鈴鹿も必死に得点し。
PK戦にまでもつれこみ。
そこでようやく、三菱水島が勝利をもぎ取りました。この試合もまた、言葉もありません。ただただ、凄かった、としか言いようがありません。
試合が終わり、表彰式や閉会式が進行する中で、決勝の余韻が覚めず。頭の中は「マジで凄い」がヘヴィーローテーションするのをいかんともしがたかったです ^^;
水曜日のど平日に好ゲームを二試合も観戦できただなんて、こんなに幸せでいいんでしょうか……。
去年の地決(地域CLに改名)に、
今年春の西日本大会、そして今回の全社と運よく四国で開催されて。1日だけですがそれぞれ観戦できて。
観戦を始めて3シーズン目ですが、地域リーグ関連の大事な3大会を観戦できたのは、ファンとしてとても幸せなことだと思います。
もうほんとに、四国がサッカー不毛の地だなんてデマ誰が飛ばしてたんですかね。ほんとにデマに騙されていました。
ともあれ、僭越ながら、自分としてはこの大会に関わったすべての人々を賞賛したい気持ちです。
ほんとうに、サッカーを好きになれてよかったと思った1日でした。
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