忍者ブログ

土讃サッカー戦記

土讃とは土佐(土)と讃岐(讃)の二地域を表す言葉。 高知県民ながら2003年~2010年まで香川県在住経験のある Yasu なる者が、サッカー観戦(主にカマタマーレ讃岐と高知ユナイテッド)や創作活動などについて綴る趣味系ブログです。 (このブログは予告なく書き直されることがあります。ご了承ください ^^; )

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

運命に抗え 11月11日・12日の観戦日記

ちょっと遅れたタイミングでの記事投稿ですが…。
地域リーグはJFLの昇格を懸けた地域CL、J2は残留と昇格を懸けていよいよ大詰め!



何の因果か昇格と残留を懸ける両クラブがぶつかりあうことになった第41節V・ファーレン長崎対カマタマーレ讃岐戦。
現地組の皆さま、お疲れさまでした。

仕事が終わってからDAZNで見たのですが。
入場者数は2万超えの超アウェー。
試合展開としては、長崎のペース。

素人目に見てですが、長崎の組織が生きる連係プレーがうまく噛み合った印象です。
讃岐の方は仲間選手やアラン選手の離脱にヨンジ選手の招集もありましたが、今年選手層はぐんと厚くなっており、落ちてしまったような感じはなく。

ハンデを抱えながらも工夫を凝らして大きなライバルをうっちゃる展開を期待したのですが。
勝利の女神は長崎に微笑みました。
画面越しでも雰囲気はよく伝わってきたので、現地はさらにプレッシャーはあったと思います。

ほんとうに、お疲れさまでした…。

次節最終戦、相手は名古屋。
最後まで試練が畳み掛けますが。
最後の最後まで、運命に抗って戦い抜いてほしいと強く願わずにはいられません。

長崎は一時期はどうなることやらと思いましたが、高田社長のもとしっかり立ち直って昇格までしての、すごい復活ぶりです。
おめでとうございます!

昇格セレモニーでの高田社長のスピーチは、ライバルながら心に刺さるものを感じました。
多くのものを背負うプレッシャーもあるでしょうが、それを逆に糧としてJ1昇格までこぎつける力というものは、凡人の自分には想像が及びません。

以下、余談ながら……。

選手入場と昇格セレモニーに大河ドラマ龍馬伝のテーマが流れて。長崎県は坂本龍馬ゆかりの地で、龍馬役の福山雅治さんは長崎県出身なので、なるほどという感じでした。
去年の天皇杯では高知ユナイテッドと試合をしたのですが、いつの間にか龍馬ダービーと言い合うようになっていました。
とはいえ、自分は讃岐を応援してるので、ライバルとして龍馬伝のテーマを聴くのは不思議な感じでした。

それに加えて、残留争いの相手はあのレノファ山口。
この状況を見て、高知にいながら讃岐を応援する自分は、土佐を脱藩して幕府についた変わり者みたいなというかなんというか。

それこそ龍馬に「悪い事言わんき、考え直せ」と言われながら、「いいや、ゆくぞ、おれはゆくぞ」と振り切って、ついには戊辰で対峙して、みたいなというかなんというか……。
空想好きな性格から、そんな変なことを考えてしまいました。
まあ、世の中にはそんなやつひとりくらいはいるってことで…。

――余談おわり。

↓讃岐関連のブログを読まれるならここ!
にほんブログ村 サッカーブログ カマタマーレ讃岐へ
にほんブログ村

翌日12日。地元高知ユナイテッドが参戦する地域CL1次ラウンド観戦のため淡路島に向かいました。
夜明け前に自宅を出て、高松道に入り。雨霧山の尾根を越え、讃岐富士こと飯尾山に丸亀市の市街地に、ピカスタが見えると。やはりスイッチが入りますね。
善通寺インターで降りて、七やさんで朝食にうどんを食べました。サイドメニューは鳥皮串が一番好きです。



朝うどんを食べると、香川県だなあ、という気分になりますね。
そこに懐かしさが加わるので、もうだめです。
やはり香川県のうどん屋さんにしかない味というものがありますね。

変に後ろ髪を引かれる気持ちを勝手に感じながら高松道にまた入って、一路淡路島へ。



天気は上々の快晴。サッカー日和です。
高知ユナイテッドは午前10時45分に、三菱水島FCと試合をします。
淡路島の1次ラウンドには高知ユナイテッドにFCティアモ枚方、アミティエSC京都と三菱水島FCが参戦してました。

1位は2戦して2勝のアミティエSC京都。
高知は1回戦でアミティエSC京都に惜敗し、2回戦はFCティアモ枚方に勝利。
そこから1位になるためには、水島相手に3点差で勝ち。かつティアモがアミティエに1点差で勝つことが求められます。

水島は去年の全社の優勝クラブですが。高知ユナイテッドは全社1回戦でこの水島と当たり、惜敗しているので、因縁の対決ともなりますが。
この試合がまた、とんでもない展開となったのでした。



試合開始早々、コーナーからのセットプレーで先制。
以後、攻めますが水島もよく守り一進一退。
そのまま1-0で前半終わり、後半に入りますが。
高知ユナイテッドはよく攻め2点を追加し3-0とします。

ですが、水島も意地を見せて逆襲!
後半2点を瞬く間に取り、3-2と迫ります!
3点差で勝つことが求められる高知はピンチですが、水島も粘り逆転勝ちを狙います。

そのまま時間は過ぎ、「もうだめか」とあきらめが顔をのぞかせますが。
アディショナルタイムに入ってからさらにブーストをかけ、なななんとの2得点追加! で5-2で3点差で水島に執念の勝利を挙げました!
高知から駆け付けたサポーターさんたちまそれはもう、よさこいか! と言わんがばかりの大歓声を上げます。

自分も、この目で見ながら、こんなことがあるのかと喜びと驚きが交差します。

そして第2試合、アミティエとティアモの試合が始まります。
勝ちたいのはどこも同じ、互いに攻め合う展開で。一時はティアモが2-1と1点差で勝つ展開になり。
まさかが実現されるのか!? と期待されましたが。



2-1になった直後、あろうことかペナルティエリア内でのハンドをティアモが取られてPKになり。アミティエしっかり決めて2-2とします。
レギュラータイムで同点に終わった場合すぐPKになる独自ルールがありますが、その場合PKで勝った方に2点、負けても1点が与えられます。

アミティエは2勝し王手をかけていますので、同点で終わってもいいのです。
そして無情にも時間はそのまま過ぎ、同点でレギュラータイムが終わり。
このとき、アミティエの1次ラウンド優勝が決まりました。

しかしキーパーは気を緩めず、「勝つぞ勝つぞ!」と吠え。その通りPK戦で勝ち、1次ラウンド3戦3勝といういい形で2次ラウンド進出を決めたのでした。
おめでとうございます! 2次ラウンドでの健闘を祈っています。

高知ユナイテッドの選手やスタッフ、サポーターさんたちも残って観戦していたのですが。言葉にならない面持ちになっていました。
もちろん自分もそうでした。

それでも、紆余曲折を経て、地域CLで力を出せて。
昇格が現実味を帯びてきていることも見せられました。
来年に期待したいと思います。

しかしながら、上がったら上がったで、という現実もあります。
それでも、一旦登り始めたらもう降りられません。
11日と12日の試合を観戦し、それぞれの運命に抗う姿を見せてもらいました。

偉人の輩出で有名ながら、高知と言わず四国全体が苦労の多い地方の代表みたいな存在ですが。
それゆえに、運命に抗う姿が他のところよりも鮮烈に、強烈に見えるように思ったりします。
いずれにせよ、将来の土讃対決を楽しみにしています。

シーズン前の練習試合では最後までどっちつかずでぽかーんとしっぱなしで、おそらくいざ対決になるとそうなるかもしれませんが(そもそもホーム席かアウェー席かで今から迷ってる)。
それでも、楽しみにしています。

インスタグラムに地域CLで撮った写真7枚あります。

にほんブログ村 サッカーブログ 地域リーグ・都道府県リーグへ
にほんブログ村

拍手[1回]

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

Copyright ©  -- 土讃サッカー戦記 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]